Sonoka OGAWA    PROFILE

 小川園加 岡山生まれ。桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒。桐朋学園での授業「古楽実習」を通して古楽に興味を持ち、チェンバロの勉強を本格的に始める。2007年同校古楽器研究科修了。同年より渡欧し、ストラスブール音楽院研究課程、バーゼル・スコラ・カントールム修士課程、フライブルク音楽大学アドバンストスタディー科にてチェンバロを専攻する。バロックオーケストラや室内楽、ソロにおいて研鑽を積み2014年帰国し岡山に在住。チェンバロ教室「テルツァ・プラティカ」、子供たちに音楽を届ける訪問演奏のボランティア「パジャマコンサートの会」主宰。

 2015年バンク・オブ・アーツ「ミュージックインキュベーション」の助成により岡山ルネスホールで帰国後初のソロリサイタルを開催し、岡山や東京でソロリサイタル、室内楽の公演を行う。カワイ楽器主催のバロック講座などを始めとしたレクチャーなども同時に行い、バロックの魅力を伝えたいと活動している。

2017年よりバッハシリーズを開催。2020年にはvol.4「ゴルトベルク変奏曲」を行う。

 

 ピアノ・ソルフェージュを小阪文産子、大谷麻美、中桐直子、岩崎淑、広瀬康、干野宜大に、チェンバロを有田千代子、アリーン・ジルベライヒ、アンドレア・マルコン、ロバート・ヒルに、通奏低音をフランシス・ジャコブ、マルタン・ジェステール、イエルク・アンドレアス・ベティヒャー各氏に師事。

またアンドレアス・シュタイアー、クリストフ・ルセ、ボブ・ファン・アスペレン各氏によるマスタークラスに参加。

フランソワーズ・ランジュレ女史、スキップ・センペ氏にも主にフランス音楽について薫陶を受ける。

 

ブログ https://clovecinenconcert.blogspot.jp/ 

 

 

 

チェンバロへの想い

チェンバロとの出会いは桐朋学園の古楽実習の授業でした。作曲家が作品を作曲したその時、作曲家の頭にあったイメージに近づく努力をして演奏するという「古楽」の理念と、チェンバロそのものの美しさに惹かれ、段々とのめりこんでいったのです。いまでは自分の分身の様な存在ですが、一生修行は続くと感じさせる奥深い楽器です。